アクシナタ モラド(赤バナナ)の育て方
久々の「家庭菜園で作るタイの野菜とハーブ」の第5回目はアクシナタ モラド(赤バナナ)です。
沖縄ではバナナが庭先に植えられていたりします。本土でよく見かけるのは、芭蕉と呼ばれるものです。今回は、耐寒性があるバナナの原種で草丈もコンパクト。タイ料理では花や葉が使われます。栽培しやすい品種なので挑戦してみてください。
(写真は普通種のバナナです)
アクシナタ モラド(赤バナナ)とは:
東南アジア原産の原種 種ができるバナナで糖度は低く、皮は赤いが実は白い。50~80cmぐらいの高さになる。実、花、葉を食用に利用できる。実は種が多く食べる部分が少ない。日本で園芸品種として、販売されている。
栽培方法:
苗を直植えする。鉢の場合は40cm以上の鉢で、深さのある鉢にたっぷりと土を入れ日当たりの良い場所で栽培すると良く、成長期は水切れに注意する。土は園芸で用十分。9月中頃から10月頃に花を咲かせ実を付けるが、実が充実するころに寒くなる地域では期待を裏切ることがある。霜が降りる頃に地上部分は枯れるが、翌年5月中頃に新芽を出す。冬の間、地下部が寒さで腐らないように水やりを工夫する。肥料は少量でよい。根が動き出すころに与える。種が取れるので、植えつければ発芽するが、このとき種に少し傷を付けてやる工夫をすると良い。