レモングラスの育て方
プランターで育てる失敗しないタイ野菜の栽培方法を綴った新コラム
「家庭菜園で作るタイの野菜」を始めます。
タイ料理を作るときにあったらな、と思うタイ野菜をプランターで栽培してみました。発芽しなかったり、大きくならなかったり、虫に食べられたり、そんな経験も書きながら栽培方法等を紹介します。参考に皆さんもプランターで栽培してみてください。
第一回目は、トムヤムクンには欠かせない食材としてお馴染みのレモングラスです。
レモングラスとは:
イネ科の多年草で東インド・レモングラス、西インド・レモングラスの2種類がある。高さが1メートル程度になる。葉や茎にレモンと同じ精油成分であるシトラールを持つ。原産地はインドで、スリランカ、ビルマ、タイ、台湾インドネシアなどのアジア、アフリカ、中南米の熱帯各地域で、広く分布。タイではにおいの強い種類は、虫除け用に栽培されている。
殺菌作用、消化促進、疲労回復、集中力強化があり、石鹸の香料、欲湯料や香味料に用いられる。
根元部は、細かく刻んだりして料理に使用する。葉部はお茶によく利用される。冷凍保存すると1年中料理に使える。
栽培方法:
日当たりがよく、保水性のある土地が適している。常に湿り気があるように注意して水やりをする。肥料は、生育期に薄いものを月に数回与える程度でよい。苗は園芸店で購入できるが、料理店で地上部を20cmほど残したものが料理用資材として売られているので、それを温かい場所で水を入れたコップなどに浸けておくと根が出てくるのでそれを植え付けても育つ。種も市販されているが、大きく育つのに時間がかかる。越冬は寒くなったら地上部を10cmほど残して切り取って堀りあげるか、防寒対策をして越冬させる。
栽培時期:
4月下旬〜11月上旬(路地植えは関西では、梅雨頃から根が動き出す)