ウツボカズラの育て方
2010.12.05 [ お知らせ / 家庭菜園で作るタイの野菜 ]
「家庭菜園で作るタイの野菜とハーブ」の第4回目はウツボカズラです。
ウツボカズラは食虫植物としてよく知られているのではないでしょうか。捕虫袋に虫を落とします。タイではその捕虫袋を料理に利用します。
家にウツボカズラがある図も面白いかもしれませんね。
ウツボカズラとは:
ネペンテス科ネペンテス属の捕虫袋を持つ植物で、マレーシア、スマトラ、ボルネオ、タイ、ジャワ、フィリピン、ビルマ、香港、ラオスの東南アジア、オーストラリア、スリランカ、マダガスカル等熱帯地方を中心に分布している。英語でトロピカル・ピッチャー・プラントという。
ウツボカズラを使って「カオニャオ・モーカオ・モーゲーン・リン」というタイ料理を作ることができます。
補虫袋をよく洗い、その中にココナッツミルクで味付けしたもち米を入れて蒸します。補虫袋は若いものの方が、食べたとき口に繊維が残らなくて良いでしょう。
栽培方法:
ウツボカズラは年間を通じて直射日光が当たらず日当たりの良い場所で育てる。空中湿度を好むので、年間を通じて葉に水を吹きかけて育てると良い。耐寒性に劣るので、秋から冬にかけ最低気温が15℃を下回ったら、日当たりのよい室内へ入れる。肥料を与え過ぎると袋を作らなくなる。
用土は水ごけ単用、ココピート、鹿沼土、赤玉土等が適している。植え替えは5月~6月頃、根を痛めないようにして植え替える。
5月~7月頃(梅雨時期)葉の付いたウツボカズラの茎を2,3節分切り、一番下の葉を取り除き、残りの葉を1/2程度切り水こけに挿し木する。