クンチャイの育て方
「家庭菜園で作るタイの野菜とハーブ」の第3回目はクンチャイです。
クンチャイは、家庭菜園で作れる簡単で育てやすいハーブです。
1年中収穫できて、三つ葉の代わりや、ネギの代わりに汁物に、サラダに使ったり、和洋何にでも利用できる万能野菜の一つです。
タイ料理では、もちろんヤムには欠かせないハーブの一つです。タイ料理は好きだけど、パクチーが苦手と言う方は、ぜひパクチーの代替に使ってみてください。
クンチャイとは:
チャイニーズセロリ スープセロリ 斧菜 :種が園芸店でチャイニーズセロリ・スープセロリ・斧菜として販売されている。芳香良く繊維も柔らかく食べやすい。スープやサラダに使う。種もセロリの芳香がある。ヨーロッパから西アジア、インドにかけてが原産。国内で売られているセロリは、ほとんどがコーネル系と呼ばれる品種で、草丈が40~70cmとなる。本種は草丈15cmで小型(原種もしくは原種に近い品種)。葉や茎にビタミン類が豊富に含まれている。血圧・血糖値を下げる効果があるといわれるほか、抗菌作用、沈静作用、食欲増進作用、発汗作用、解熱作用等があるといわれている。
栽培方法:
種撒きは気温が13~15℃になる4月下旬ごろが良い。10月頃に種をまいても寒さに強いので、収穫量は少なくなるが育つ。2年草であるが、寒さにあうと花芽ができ翌年の春頃に結実する。発芽にはおおよそ7日~10日かかる。草丈15cm、本葉10枚以上になったら、株元を4~5cm残して切り取り収穫する。刈り取った後、再び芽がでてきて収穫できる。少量利用の場合は、葉を必要分ずつ取り外すと良い。プランターで同じ土を用いて、繰り返し育てると成長が悪くなり連作障害が出る。 酸性土壌に弱いので、石灰を施して栽培する。生育期間が長く、肥料を好むので、2~3週間ごとに追肥し、土寄せをする。土が乾燥しすぎると、生育が悪くなるのでこまめに水をやる。乾燥するとハダニが発生するので注意する。